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エクフラシス集

 

何年か前から気付いているのだが私が『エクフラシス集』の翻訳註解解説の作業で試み続けているのは章ごとに何らかの新知見を提起する1本ないし2本の論文を仕上げることなのだ。二人の Philostratos と Kallistratos 合わせて100章くらいあるので100本になる。無理に決まっている。だがすでにそれが既定路線というか習慣になっている。続けるしかない。

 

それを実際にやり遂げた前例がある。直近では50年かかった小川洋子『テオフラストス/植物誌』が想起されるが、机上と書棚を見渡せば灯台もと暗し Schönberger, Philostratos Die Bilder, 1968; 2004 など例はいくつも見いだせる。──要する時間を短縮するには集中力を高めるしかない。あと自分で短期の締切を設定すること。