早稲田大学第一法学部時代フランス公法のゼミに出席していた。新町の家から退去するため蔵書家財を整理していて、当時書いたレポート3つが出て来た。フランス憲法・刑法・刑事訴訟法。フランス語で書かれた概説書(刑法と刑事訴訟法は Que sais-je?、憲法はそれとは別の叢書)から指定されたかなり長い章を翻訳する課題で、先生の評価が赤字で Très, très bien !! とある。まだパソコンのない時代なので横書きの原稿用紙に手書き。バシッと正字・歴史的仮名遣い。当時私は Faber-Castell のサインペンを愛用していて、それも10本ほど出て来た。軸は白地、黒で社名・品名が印字されている。
