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学術論文を欧語で書く

 

学術論文を歐語で書く、その

 

メリット=

自分の考えをできる限り精確に全力で構築表現する機会を作ることができる。

・日本語の表記をめぐる煩わしさから解放される。私は手書きでは正字歴史的かなづかひだが、そのまま印刷されることは決してない。ギリシア語・ラテン語のカタカナ表記についても音引きを始めいろいろ恣意的に変更を強制される。

・文化背景の異なる人が関心を示しさらに議論を深めることができるときの手応え、充実感。

 

デメリット=

・文献の収集読解に多大の資金と時間がかかり、刊行しても報酬は一切ない。これは日本語でも同じ。

・日本語で書くより手間暇がかかる。

・アジア系に対する差別は歴然と存在し、ごく自然に侮辱的な扱いを受ける。

・日本では正しく評価されることがない。過大に評価されるか完全に無視されるかのどちらかで、運不運の差が激しい。これも日本語で書く場合と同じかも知れない。